薬害肝炎訴訟は、2007年12月、国が発生責任を認め全面解決に向けて大きく動き出したと、新聞各紙が報道しています。 患者様方のご苦労と熱意が報われましたことにおよろこび申し上げます。

 2008年1月17日の政府広報にて、フィブリノーゲン製剤の納入医療機関名(約7000)が再公表されました。
 今回の公表の趣旨を踏まえ、田辺三菱製薬がフィブリノーゲン製剤に関する患者様のお問い合わせ窓口を設けています。
 ご心配の方は、当院もしくは下記の専用フリーダイヤルにお問い合わせください。

<フィブリノーゲン製剤お問い合わせ窓口>
◆専用フリーダイヤル:0120−614−600
◆受付時間:9:00〜18:00(土・日・祝日を除く)

下記は2004年12月のお知らせです。

【重要なお知らせ】
フィブリノゲン製剤を投与された可能性のある方は、
C型肝炎ウィルス検査をお受け下さい。

当院で投与の可能性のある方には無料で検査を実施いたします。
  フィブリノゲン製剤によるC型肝炎ウイルス感染の問題が報道されています。12月9日、厚生労働省は、フィブリノゲン製剤を製薬会社より購入した医療機関は、6,558ヶ所にのぼることを明らかにしました。 調査の結果、当院でも1981年より1985年までに8本の仕入れがありました。
  以下に、この件についての厚生労働省発表のサイトをお知らせし、C型肝炎検査を呼びかけます。 また、1964年から1985年までに、当院における出産または手術の際に多量の出血があった方で、未だC型肝炎検査を受けていない方については、無料で検査を実施しております。 検査をご希望の方は、当院総合受付にお申し出ください。
  なお、当院では、1960年(昭和35年)7月25日以降の分娩記録を保管しています。該当の方は、当時の記録を確認できます。

厚生労働省報道発表資料
(04/12/09)
  C型肝炎ウィルス検査受診の呼びかけ
(フィブリノゲン製剤納入先医療機関名の公表について)
公表医療機関等一覧  東京都(PDFファイル)



フィブリノゲンとは
  フィブリノゲン製剤は、1964年に厚生省に製造承認され、C型肝炎ウィルスの不活性化処理が不十分なまま1994年まで、30年間にわたって外科、産婦人科などで使用されてきました。主として出血を止める止血剤として使われましたが、この血液製剤からC型肝炎ウィルス感染が多発しました。 そして、それが原因で、C型の慢性肝炎になり、さらには肝硬変や肝ガンに進展するケースが何例もあることがわかり、社会問題となっています。 現在、被害者の方々が、厚生省(当時)と製薬企業のミドリ十字(現三菱ウェルファーマ)を訴え、裁判が進行中です。

当院での調査実績
  以下は当院のフィブリノゲンの仕入れについての資料です。
フィブリノゲン納入実績
1981年7本
1982年1本
1983年2本
1985年2本
返品実績
1983年1本
1987年3本
フェブリノゲンの有効期限は3年間です。
1964年から1980年まではメーカーに於いても納入実績は不明であり、
当院でも調査不能です。

  仕入れが20年以上前で、カルテの保存期間として定められている5ヶ年を過ぎていることから、使用された方を特定することは困難です。上記の要件にあてはまると思う方はご連絡ください。

感染の可能性と検査
  1964年から1985年までの間に、手術または出産の際に大量の出血があり、その治療のため輸血や血液製剤の投与を受けた方には肝炎ウイルス検査を受けられることを強くおすすめします。肝炎ウイルス検査は当院を含め、一般の医療機関で受けることができます。肝炎が疑われる症状のある場合は保険が適用されますが、症状が全くない場合には自費診療となります。(当院では、お知らせの通り当院で治療を受けた方には無料で実施しています。)
  また、医療行政の不備による感染事件であるため、各自治体・保健所等で、C型肝炎ウイルス検診を実施しています。詳しくは、お住まいの市町村役場か保健所へお問い合わせください。

C型肝炎の治療
  1980年代後半までC型肝炎ウイルスはnonAnonB(非A非B)肝炎として、診断・治療技術が確定していませんでした。そのため、輸血などの医療行為を原因として肝炎ウイルスに感染された方は日本国内に数百万人いると推測されています。C型肝炎は、病状によってはインターフェロン療法によりウイルス量を減らすことで、肝硬変・肝癌への移行を回避あるいは遅らせる事が可能です。

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