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■副理事長■
武谷 典子


新潟大学教育学部養護教諭特別別科、新潟大学医療短期大学部助産学専攻科を経て、養護教諭資格、助産婦免許を取得。順天堂医院産婦人科病棟、慶応大学病院産科病棟にて助産婦として勤務する。95年に医療法人社団レニア会武谷病院(現・きよせの森総合病院)に入職し、産婦人科病棟婦長として勤務。97年から理事、99年12月より副理事長に就任。
明けまして、おめでとうございます。

2012年が、皆様にとって良い年であるよう、心よりお祈り申し上げます。

 昨年、我が国は、かつて経験したことのない大きな災害に見舞われました。夏に石巻や女川の被災地を訪れた際、瓦礫の他は何も残っていない景色に息を呑み、涙が止まらなかったことを昨日のことのように思い出します。私どもも、微力ながら寄付や義援金の募集、ふるさと納税、東北の物産販売等を通じて、被災地支援の活動をして参りました。今後も、引き続き、出来る限りの支援をしていきたいと考えています。

 私どもは、東久留米市に新病院の建設を予定しており、現在、2013年冬の完成をめざし設計の作業を積み重ねています。東北震災の起きた昨年3月11日も、設計の打ち合わせをしていました。その日の議題は、地震対策であり、議論を積み重ねた結果、免震設計とすることと決定したのですが、その結論に達した30分後に大震災が発生しました。なんという偶然かと驚くとともに、あらためて地震の怖さと対策の重要性を認識しました。

 新病院は、産科、婦人科、小児科、女性内科、乳腺科を標榜し、60のベッドを持つ、女性と子供を対象とした病院です。設計作業は順調に進み、モダンな外見でありながら、省エネの配慮を隅々までこらし、内部には細やかな気配りがされた素敵な病院に仕上がりつつあります。完成した姿を想像すると胸がときめく思いです。出産という、女性の人生の一大イベントを、より素晴らしいものとするための安全かつ快適な病院であると共に、出産後の子育ての支援や、女性の様々なライフステージの医療ニーズを満たせる医療機関となっていきたいと考えています。また、現存の「きよせの森総合病院」は、眼科を中心に診療内容を一新・強化し、あらたな気持ちで清瀬の地域医療に取り組んでいきます。

 新病院の開設を前にして、昨年より、医療から清掃まで、全ての領域のサービスを見直し、多くの改善策を実施しました。特に食事部門では、ホテルの食事サービスの豊かな経験を持つ東急ファシリティ・サービスの皆様とともに、出産後の食生活や食育のモデルとなるような、おいしさと栄養管理の両立を図った抜本的な見直しをしました。予約システムの導入、医師・看護師をはじめとした職員の接遇の改善、白内障外来の開設にも取り組みました。また、地域医療へのコミットメントとして、本年より、ポリオの不活化ワクチンの低価格での提供も開始します。

 皆様のお役に立てるよう、今後もさまざまな取り組みを行っていきたいと考えています。

 本年が、皆様にとって良い年であることを心より願い、挨拶に代えさせて頂きます。

医療法人社団レニア会 副理事長 武谷典子